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1月27日 - Salon 『移民入門』

みなさん、こんにちは。 今回のサロンのテーマは「移民」です。今後、日本も向き合わなければならない問題であり、将来を見据えて、いろいろな方の考えや意見が忌憚なく聞けたら嬉しいです。たくさんの方のご参加、お待ちしております! サロン【移民入門ー「外国人」と日本の”これまで”と”これから”】 日時:1月27日15時から18時 場所:Salon, Cafe & Bar toitoitoi 東急大井町線、目黒線 大岡山駅徒歩5分 http://www.rhapsodos.jp 参加費:ワンドリンク 発表者からのコメント: 深刻な少子化と高齢化社会をかかえる日本にとって、外国人材の受け入れは「待ったなし」であり、その「拡充は必然」。 …みたいにして語られる日本の移民問題ですが、果たしてこのような理解でいいのでしょうか。 日本の政府発信も含め一部のメディアなどでは内政的要因のみに注意が払われがちですが、一度海外に目を移せば、ヨーロッパもアメリカも、「移民」の話で持ちきりです。 日本でも、2015年9月30日に安倍総理大臣が国連で演説したあと「シリア難民」について訊ねられ、頓珍漢な回答をしたことで多少有名になりましたが、難民の移住問題にかかわらず、移民の問題は基本的に国際問題として論じられることの方が、歴史的にみても一般的です。 日本をめぐる「移民」の課題とは、一体どういった類のものなのでしょうか。 そもそも日本の移民政策はどのようにして変遷し、なぜ今のような状況になったのでしょうか。 「移民拡大待ったなし」、「実は世界4位の移民大国」、最も国際色豊かな職場となった「コンビニ」、「技能実習生で国際貢献のはずが東南アジアの人たちを酷使している」などの現象論ばかりが先行する報道に関心が注がれる一方で、一人ひとりの国民が日本をめぐる移民に関する問題を整理するための情報が、まだまだ十分に整理されていないように思われます。 アメリカの調査会社ピュー・リサーチ・センターによる現在の日本をめぐる最新の調査結果によるところ、日本人の「移民問題」についての意識は、次のようにまとめられています。 —————————————————————————————————————————————————————— 日本では、これから起こる急激な人口減少(2018年1億2千万人→2065年8千8百万人)によって相当数の外国人労働者が必要になるかもしれないが、およそ58%の人々が日本人の海外移(emigration)を問題と考えており、その一方で外国人の移入に関してはほぼ同じ割合で日本政府は「現在の外国人労働者数のレベルを保つべき」と考え、23%の人々しか「より多くの移民を入れるべき」と考えておらず、13%の人々は「外国からの移住者は減らすべき」と考えている。 しかしながら、このような結果は移民に対する評価と直接結びついているようには思われない。 日本人の75%が、移民は日本の慣習や生活様式に順応しようとしていると評価しており、59%が彼/彼女らの仕事や才能が国をより強くすると考えている。 60%は移民たちがテロリズムの高まるリスクとは無関係と考え、52%は犯罪との関与にも否定的である。 (source: http://www.pewglobal.org/2018/11/12/perceptions-of-immigrants-immigration-and-emigration/ 2018.11.12 released) —————————————————————————————————————————————————————— 確かに、この10年で東京を中心に住む人々は多様化し、例えばコンビニに入れば外国人がほとんどになったという実感をお持ちの方は、多いのではないでしょうか。コンビニが変わり、飲食業が変わり、工事現場で働く人が変わり、農家が変わる…。2018年、政府が発信した「経済財政運営と改革の基本方針 2018」(6月15日)(いわゆる「骨太の方針」)によれば、外国人材のさらなる活躍の場は、「専門的・技術的分野」にまで及ぶとのことです。 ここまで聞くと、次のような不安をもつ方がいるのではないでしょうか。 「ロボット化やAIで仕事がなくなるのに、日本人の仕事がもっと減ってしまうのではないか、不安」 「日本語が十分にできない人が住むまちには住むのがこわい、不安」 「日本語で学校の授業をする機会って減るのかな、不安」 「日本は日本人のもの、移民の方たちが街中に働いているのはやっぱり不安。」 「いやいや、なんでハッシーが『移民』とかやるのよ。そっちが不安だわ。」 「外国人材拡大っていうけど、そもそも今の日本に来たいと思う技術者がいるのかね、評判悪いって聞くよ。」 確かに、こうした不安や疑問を抱く人がいても、おかしくありません。 そこで今回は幕末維新史を専門に研究する発表者が、既に世に出ている移民研究や政治学、倫理学、歴史学などの文献を用いて、 日本において「移民」を考える上で抑えておくべきい論点をピックアップして、わかりやすくまとめて発表したいと思います。 今年は本の売りつけはしませんので、ご安心を。(ただし、コーヒー飲んでくださいね。できれば2杯くらい) 新年はじめてのサロン・「移民入門」、どうぞお越しくださいませ。 大岡山でお待ちしています。(低糖、じゃなくて低頭)


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